ロシアが不条理な戦争をしています。世界中こぞってプーチンのことを悪し様に言っていますが、ロシアはどうしてこんな選択をしたのでしょう? はっきりとした根拠が知りたくて世界の人口ランキングを調べてみました(2019年、万以下切りすて)。
順位 | 国名 | 総人口 | 男性の人口 | 女性の人口 |
1 | 中国 | 14億4418万 | 7億3935万 | 7億0251万 |
2 | インド | 13億3664万 | 7億1013万 | 6億5628万 |
3 | アメリカ | 3億2906万 | 1億6282万 | 1億6623万 |
4 | インドネシア | 2億7062万 | 1億3627万 | 1億3435万 |
5 | パキスタン | 2億1656万 | 1億1144万 | 1億0511万 |
6 | ブラジル | 2億1105万 | 1億0373万 | 1億0731万 |
7 | ナイジェリア | 2億0096万 | 1億0183万 | 9913万 |
8 | バングラデシュ | 1億6304万 | 8247万 | 8057万 |
9 | ロシア | 1億4587万 | 6760万 | 7826万 |
10 | メキシコ | 1億2757万 | 6240万 | 6517万 |
11 | 日本 | 1億2686万 | 6195万 | 6491万 |
12 | エチオピア | 1億1207万 | 5609万 | 5601万 |
ちなみにウクライナは33位で、総人口4399万、男性20379万、女性23615万です。
あんな広大なロシアの人口が日本よりちょっと多いくらいです。ソ連時代は豊かなウクライナをはじめ様々な国が含まれていたので全体として2億人以上ありました。
寒いロシアは人が住めるところや港になるところが少なかったので、伝統的に南下政策をとってきました。日露戦争もその一端です。ナイチンゲールで有名なクリミア戦争では手痛い敗北を喫し財政難に陥り、当時はお荷物だったアラスカをアメリカに720万ドルで売り渡しました。アメリカにとってあまりにデカイ買い物だったので、得をしたのか損したのか分かりませんでしたが、20世紀に入ってチャップリン映画『黄金狂時代』で知られるゴールドラッシュに湧き、結局は良い買い物だったということになりました。
ナポレオン戦争やナチズムとの戦いでは広大な国土を利用して引くにいいだけ引いて、いわゆる焦土作戦を行い結果的には勝利へ導きましたが、被害も大きく鮮やかな勝利とは言えません。かようにロシアは政治・戦略とも下手くそな国ですが医療はまあまあです。
いわゆる先進国では女性の占める割合が男性よりも上回っているのが分かりますね? 開発途上国で女性の人口が少ないのは、分娩によって命を失う事例が多いためではないかと私は考えています。産科医・助産師がいかに大事か分かるでしょう、エヘン!
ロシアはソ連時代から女性医師が男性医師よりも圧倒的に多かったので女性に手厚い医療をしてきました。私が小学生の頃、日本でポリオが大流行したとき、ソ連から最先端の生ワクチンが支給されました。その経口ワクチンは金平糖みたいで美味しかった。翌年からは日本製のドロドロのワクチンをスプーンで飲まされましたが、ソ連製が良かったなあと思ったことでした。現在は生ワクチンより安全な不活性化ワクチンが主流です。