佐野理事長ブログ カーブ

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第566回 忙酔敬語 オンライン飲み会

 5月27日(金)~29日(日)、札幌で日本東洋医学学会学術総会が開催されました。コロナのためオンライン形式でした。会頭は八重樫稔先生、プログラム委員長は村井政史先生、事務と薬剤師関係は「はるにれ薬局」の後藤伸佳先生、準備委員は先の先生方と私を含めて計22人。私は準備委員長をおおせつかりました。

 八重樫先生は気の遠くなるような蔵書をお持ちで(事実、家の床が傾いているとか)、会頭講演でもコペルニクスが医師でもあったことから始まり、これまでの歴代の会頭講演とはひと味違った哲学的なお話しをされ、座長の伊藤隆先生も感心しきりでした。

 プログラム委員長の仕事は、学界全体の流れを組み立てるという土台作りです。村井先生はその大役を楽しそうにこなしていました。

 準備委員会は3年前に発足され、私は委員会の司会進行をつとめてきました。3年前は年に2、3回、2年前からは2ヵ月に1回、1年前からは毎月開催しました。この3年間はコロナに振りまわされ続けました。

 昨年の仙台大会は本当は2年前に開催する予定でしたが、コロナのため1年延期されました。札幌大会は早々にオンラインと決めていたのでラクでした。しかし、1年以上前まではハイブリッドにするかオンラインにするかとヤキモキの連続でした。

 会場はコンベンションセンターでした。原則オンラインにもかかわらず、特別講演の教科書を書くような著名な先生たちは是非現地で発表したい、とわざわざいらしてくださいました。本来なら準備員たちは参加者の方々の後ろから拝見するだけで、各会場の調整で大わらわなのですが、じかに接することができ、役員冥利につきました。

 大会の参加者は予想以上に多く、収支決算も黒字というめでたい結果でした。大会終了後は頃合いを見て打ち上げを予定していましたが、その後、コロナの第7波に見舞われて機会を逸してしまいました。

 そこで感激を忘れないうちにと10月8日(土)にオンラインでの打ち上げとあいなりました。画面でお互いを見ながらお酒を飲み交わすという不思議な体験でした。八重樫会長の始めの挨拶と乾杯、私の締めの挨拶と乾杯を交えての飲み会、食事もOKでしたが、パクパク食べている姿を見られるのも落ち着かないのでので、あらかじめ近所のそば屋さんで腹を満たしてから参加しました。用意したのは3合半の純米酒。9年前から酒断ちをしているのですが、この日は特別だとウキウキしながら画面をながめました。

 22人の準備委員のうち都合がついたメンバーは私も含めて6人だけでした。何とも残念な気もしましたが、6人全員が同時に画面に映し出されるので、お互いの話が見えてちょうど良い具合でした。村井先生は缶ビール3本でご機嫌でした。

 酒断ち前の私の定量(適量ではありません)は日本酒だと4合。3合半は大丈夫かなあ、と心配でしたが、時間の配分を考慮し、画面のおのれの姿を見ながら飲んだので、2時間、楽しく過ごすことができました。しかし、1時間たったあたりから酔っ払ってきて、多弁になってしまいました。八重樫先生がしきりにノーベル物理学賞の湯川博士が文系にも造詣が深いと褒めたたえるので、それは京都大学が京都という飲み屋が1ヵ所に集中している所にあるので、隣りに坐った人が畑違いの大家であることが多く、そこで教養が深まるのだと、したり顔でしゃべったりして、恥ずかしいかぎりでした。やはりお酒はダメです。