院長ブログ カーブ

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第564回 忙酔敬語 1℃違えば

 通勤、とくに早朝の出勤は趣味のひとつです。朝の5時過ぎに家を出て3.5kmの距離を姿勢をただして50分以上かけて歩きます。コロナが流行ってから早朝散歩をするお年寄りが(自分もだろ!)増えました。顔見知りになるといちいち挨拶することになります。それが面倒なので、人とめったに会わないルートを選んで歩いています。

 家から当院までのルートは、南から北へ向かうので、朝日や夕日が眩しく行く手をさえぎることがないため快適です。新琴似の道ばたや屯田の庭先には季節の草花が植えられているので、全部オレの庭だと思えばイギリスの貴族以上に豊かな気分になります。

 昨年の10月から出勤時の天気や気温を記録しています。さらに12月なか頃からは日の出・日の入りの時間も書き加えて『通勤日記』として記録しています。キツネに遭遇したとか、チョウやセミが少なくなったとか、ヒマワリやコスモスが真っ盛りだとか、季節の変化で気づいたことも書き込んでいます。最近はそれらを五七五にまとめています。

 気温に応じて服装やスニーカーを換えたことも記録しているので、スマホの天気予報で翌朝に着ていく服装の準備の参考になります。

 「秋の日はつるべ落とし」と言われていますが、本当かなあと疑問をいだき、日照時間の変化を確認してみました。夏至からの10日間は長いままで変わりません。それを過ぎると1分ほどづつ短くなり、秋分ふきんで3分短縮します。別に急に短くなるワケではありません。そうは理解していても確かに日の入りは「つるべ落とし」的に短くなる感じがします。おろらく、日の入りの時間帯が帰宅時間を重なるため印象深いのでしょう。

 ついでに言うと、夏至ふきんでの前後20日間の日照時間が変化しないことから「地球が丸い」ということが実感できます。分かりますか?

 徒歩で通勤する身としては日照時間よりも気温の方が重要です。私の出発時刻で最低気温となります。ここをどう乗りきるか? 結論を言うと、17℃が半袖で歩ける最低気温です。16℃からは麻のジャンパーが必要になります。10℃を切ると手袋が必要で、今時分では必需品となっています。また、長袖のシャツに膝までのコートも登場します。さすがに麻のジャンパーはクローゼットの奥に来年の春まで収納します。

 5℃を切るようになると毛糸の帽子がないと寒くてやりきれません。-5℃ふきんからはさらに厚手の帽子に交代です。また薄手のコートでは寒さはしのげなくなり、本格的なダウンを着ることとなります。-10℃になればさらに厚いダウンが必要ですが、昨年度は2、3回しか着ることはありませんでした。

 ダウンの下は長袖のTシャツのままです。毛糸のセーターはチクチクして私の感性には合いません。最近のダウンは優れ物で、昔のムートンのコートと防寒性は同じでしかも軽い。はじめて海外の学会に行ったとき、カナダだったのでムートンのコートを自分用の土産に買いました。防寒性にすぐれ、ランニングシャツの上に直接着て出勤したこともありました。当時、健在だった父は呆れて笑っていました。

 下半身については厚めのジーンズで何とかやり過ごしています。今年は無理をしないで早めに股引もはいています。寒いと鼻水が出て下痢をすることもあるからです。

 猛吹雪で雪深くさえなければ、冬の暗い中を歩くのは快適です。われながら金のかからない趣味の持ち主だなあ、と感心しています。