院長ブログ カーブ

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第66回 忙酔敬語 さらば自転車

この4,5年、夏場はよく自転車を利用していました。雪が溶け、そろそろ自転車に乗ろうとしたところ、あまり大事にしていなかったため、錆がかかりネジがガタガタとゆるみ、きちんと整備しないと危険であることが分かりました。
そういえば昨年の5月、通勤のため自転車で防風林を横切ったとき、タイヤがパンクしてアスファルトの車道に思いっきりたたき付けられたことがありました。「やばいぞ」と思いました。通りがかりの二人のおばちゃんが「大丈夫ですか?」と心配そうに言ってくれました。「大丈夫です」と答えてはみたものの、ちっとも大丈夫ではありませんでした。頭と脇腹をしたたか打ち、その後どうやって病院に着き、自転車を倉庫に収納したかどうかもよく覚えていませんでした。頭にでっかいタンコブができていたので直ちに太めの鍼を数カ所自分で打ち、桃核承気湯という急性の打ち身に効く漢方薬を2包飲みました。タンコブはこの治療ですぐに改善しました。問題は脇腹でした。どうも肋骨にヒビが入ったか折れたらしい。笑っても痛いし、寝たり起きたりするときが大変でした。何かに捕まらないと痛くてどうにもなりませんでした。整形外科に行っても肋骨なら大した治療はないでしょう。そのまま放っておきました。さいわい痛みは3週間ほどでなくなりました。
これにも懲りずにパンクを修理した後、また、あちこち自転車で行き来しました。自転車はとても便利な乗り物です。新琴似の自宅から用事で街に行くときは北大の構内を通ります。ちょっと遠回りですが、信号がないので時間はかからず、それに実に気分が良い。ガソリンも必要なくエコの極みです。休日、丸井デパートの近くにいたとき病院から呼び出されたことがありました。そこで石狩街道を北上しました。石狩街道は信号が赤でも狭い横道なら車が走っていないことが多いので、信号無視で自転車をこいだところ40分くらいでたどり着くとこができました。タクシーでも信号にひっかかるので30分近くかかります。よい子の皆さんはけっしてマネをしないでください。これは明らかに交通違反です。お巡りさんに捕まります。
自転車は体に良いと思いきや、私の場合、大きな落とし穴がありました。去年の夏は本当に暑い夏でした。いつもなら歩いて通勤するのですか、汗だくになるのがイヤでついつい自転車に頼ってしまいました。街などに自転車で行くといっても、せいぜい1週間に1回程度なので全体としての運動量はたかが知れています。そのため知らず知らずのうちに体重が増え、冬までに4㎏近く増加してしまいました。体形が弛み、辛口のスタッフに「先生、そのオッパイは何ですか!?」とまで言われるようになりました。
冬は「雪の進軍」(第51回)のように気合いを入れて通勤したので、体重は2,3㎏落とすことができました。というわけで今年からは自転車には乗らないことに決めました。 さらば自転車、これまでじゃけんに扱ったオジさんを許してネ。