院長ブログ カーブ

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第36回 忙酔敬語 小さい秋見つけた

ナナカマドの実がやっと赤く色づきました。今年の夏は例年より1ヵ月も続き、なかなか秋を見つけることができませんでした。虫の音はさすがに8月下旬には聞こえ始めました。第33回「夏の思い出」では絶滅危惧種のように紹介したモンキチョウが、一昨日、当院の駐車場の奥でヒラヒラと舞って黄色い花に止まったのを確認しました。けっこうしぶといですね。赤とんぼもたくさん飛んでいました。赤とんぼといえば、北海道近代美術館に常設されている岩橋英遠の幅30mもある「道産子追憶之巻」を思い出しました。北海道の四季の移り変わりを描いた大作で、夏の終わりにちらほらと出てきた赤とんぼが秋には大群となる様子が圧巻です。昔、番屋の湯に行ったとき、湯船に赤とんぼの死骸がびっしりと浮かんでいました。まるでトンボ湯でしたが、誰も気にする人はいなく、これも風情があるなあと思ったものです。
海温も上昇したためサンマが不漁ですが、代わりにサバが大漁だそうです。両方とも私の好物です。当院の朝食は1日ごとに和食とパン食です。和食の主たるおかずは魚ですが、これも焼き魚と煮魚が交代に出てきます。当直明けで、焼き魚がサンマやサバのときは「ヤッタ」と嬉しくなります。私はサンマ程度だと骨まで丸かじりで食べてしまいます。札幌医大の受験に落ちて浪人していたとき、サンマの丸かじりをして喉に刺さった骨が取れなくなり、耳鼻科通いをしたことがありました。惨めでした。それ以来よく噛むようにしています。サバはさすがに骨を抜きながら食べていますが、味噌煮の場合は骨まで柔らかくなっているので全部食べています。林望さんが『イギリスはおいしい』で、イギリスのサバの燻製があまりにも美味しいので「サバはえらい!」と絶賛していました。昨年、ロンドンに行ったときにホテルの朝食で食べる機会がありましたが、塩辛いだけでパッとしませんでした。林望さんは「ポテトチップスはヴィネガー味が最高」とも書いていたので、スーパーでヴィネガー味のポテトチップスを買い求め、期待を込めて食べましたがこれもパッとしませんでした。人の好みはそれぞれですね。
ほんとうは秋は好きな季節ではありません。夏の活力が失われてテンションが落ちるからです。しかし、今年の秋は別です。あまりにも暑くて長い夏だったので、ウォーキングも筋トレもさぼりがちで、カラダがたるんでしまいました。これからは体を鍛え直して冬にそなえたいと思っています。