院長ブログ カーブ

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第33回 忙酔敬語 夏の思い出

今年の夏は暑かったですね。通勤を兼ねたウォーキングも汗だくになるのがイヤでついつい自転車に乗りがちでした。どちらにしても朝夕に限れば自然に触れあうわけで、毎年の草花の咲き方や鳥などの変化を感じ取ることができます。第14回「春が来た」では、白樺とレンギョウの組み合わせが好きだなんて書きましたが、気がついてみると白樺は防風林以外では見かけることがなくなりました。白樺による花粉症のせいでしょうか。本州では杉の花粉症で悩んでいる人が多く、北海道は良いなあという雰囲気ですが、ブタクサアレルギーやふあふあと舞うポプラの種のアレルギーなど油断がなりません。ポプラの種については、今年はテレビでも「雪ではありませんよ」と紹介されていましたが、昨年は防風林を歩いていても、例年ならポプラの種がそれこそ雪のように降り積もったのが全く見られなかったので「何か異変でも起きたのか」とちょっと心配になりました。今年は降り積もるほどではありませんでしたが、そこそこに舞っており一安心でした。
スズメの数がいまだに少ないのも気になります。7,8年ほど前、木の枝にビッシリとスズメが止まりチュンチュン騒いでいたのが突然に激減したことがありました。2,3年後に新聞で、スズメの感染症の可能性が大きいという小さい記事を見ましたが、もっと取りざたされてもいいのではないかと思いました。ネットで確認してみると2009年からやっと取りざたされているようです。遅すぎです。今年はモンキチョウも見かけませんでした(この文を書き終わったちょうどその日に公園で一匹のモンキチョウが飛んでいるのを見つけました。ホッ)。モンシロチョウやスジグロチョウも数が減り、アゲハチョウと同じぐらいの頻度でしか出会いませんでした。アゲハチョウといえば、20年ほど前に利尻町に行った時、市街にクロアゲハの大群がゆらゆらと舞っているのを見ました。私の子供の頃の体験では、クロアゲハは貴重種で動きも素早く、一度も網で捕らえることはできませんでした。それが目の前にゆらゆらと素手で取れるほどゆっくりと飛んでいたのです。どこにでもいるモンシロチョウやスジグロチョウは見られず、クロアゲハだけが舞っていたのです。ちょっと不気味でした。今年、「利尻に行ってもいいですか」と言う妊婦さんがいたので、クロアゲハを確認することを条件に許可したところ、やっぱりクロアゲハだらけだったそうです。これももっと話題にして、「クロアゲハの里」として町おこしに役立つのではないかと思いましたが、こんなことを面白がるのは私だけかもしれませんね。
何だか絶滅危惧種のような辛気くさい話になってしまいましたが、カラスは健在です。6月はカラスの子育ての時期でカラスも神経がピリピリしており、南2条西10丁目を歩いていたら後ろから襲われました。以前、早朝にジョギングしていた頃は頻繁に襲われましたが、真っ昼間に襲われるのは初めてでした。昨年のカラスは油断がならず、家庭菜園で栽培していた枝豆がみのる寸前に片っ端から食べられてしまい、我々の口に入るのはほんの僅かでした。ゴミ処理が完璧になったためではないかと考えましたが、今年はやられませんでした。どうやらある特定のカラスがたまたま枝豆の味を覚えてしまったというのが真相のようです。カラス個人(鳥?)の問題で、さいわいにも枝豆の味についての情報は今年のカラスには伝わらなかったのか、無事に収穫することができました。
以上が私の夏の思い出です。水芭蕉の花が咲いている尾瀬に行ったわけではありませんが、身の回りのことに注意するだけでも色々な変化に気づき、興味は尽きません。