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第3回 忙酔敬語 第146回女性の健康のための教室

2月18日の第3土曜日、恒例のキーセンターを開催しました。テーマは「月経に関する悩み相談」でした。更年期障害など道新の生活部の目にとまると新聞に掲載されて大勢の参加があるのですが、今回は掲載されませんでした。郷久先生は「6人くらいしか集まらないんじゃないの」といってくれましたが、はたして参加者1人という、キーセンター始まって以来の最低記録を作ってしまいました。ちなみに以前に私が「更年期は過ぎたのに」というテーマで講演したところ、100人近くの方々が集まり、会議室に収容しきれないため用意したテキスト(というほどでもなくパンフレット)だけお渡ししてお詫びして帰っていただいたこともありました。「最高記録と最低記録を作ってしまった」と逆に妙にテンションが上がりました。当院の外来助産師、心理士、事務主任など5人のサクラを加えて、6人の前で小1時間ばかり講演して質疑応答をしました。
始めに「黄帝素問」の「女性は7かけで年をとる」について解説しました。すなわち7歳で女の子らしくなる、14歳で月経が始まる、21歳で体格が頂点に達する、28歳で筋骨が充実してひきしまる、35歳で体力が衰え42歳で白髪が目立ってくる、そして49歳で閉経をむかえる。2000年前の中国の古典医学書の記述ですが、現在にも通用する考え方です。サプリメントのコマーシャルで70歳の女性も紹介されていますが、「黄帝素問」では49歳までの記載しかありません。それ以降はそれこそ更なる年をかさねる更年期で、2000年前の中国ではおまけの人生だったのです。
その他、季節の変化が月経に与える影響、精神的なストレスでも月経が不順になること、肥満とやせが月経に与える影響、月経前症候群について、子宮筋腫などの身体的な疾患、生理痛や月経過多の治療などについてお話ししました。そして最後に月経は健康のバロメーターであること、女性が長生きするのはそのバロメーターのおかげで、男性が早死にするのはバロメーターが少ないからだと独断と偏見で話をまとめました。
後で事務長が常連さんが参加していないのに気づき、案内状を出し忘れていたのが判明しました。サクラのおネエさまたちは「いつもの先生よりも面白かった、もったいないから是非またやりましょうよ」といってくれました。毛利敬親のように「うん、そうする」と頷きましたが、話の内容の半分以上は、そのときに頭に浮かんだ患者さんのことや昔の民話、そのほか与太ばなしなどのアドリブなので、「同じ話なんてできるだろうか」とちょっぴり心配になりました。