院長ブログ カーブ

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第14回 忙酔敬語 春が来た

雪がやっと溶けました。雪道の通勤はスパイクの着いた重い防寒靴をはいていたので、ちょっとしんどかったです。最近は新しいスニーカーをはいています。これがまた、足にピッタリとフィットして歩く喜びにひたっています。いくら歩いても足が痛くならず、バレー映画の「赤い靴」のように、いつまでも歩いていたいという気分になっています。先日は、当直明けに6㎞以上も歩いて、さすがに疲れました。
雪の中からまず顔を出すのがフキノトウです。それからまもなくクロッカスや水仙が花を咲かせます。学生のとき、フキノトウを軽く湯がいて酢味噌和えにして食べたことがあります。さわやかな味で両親にも好評でした。しかし、土地によってはアクが強くて苦く、せっかく作ったのに口から吐き出したことがあり、それいらい食べていません。
小学校に上がる前、絵本でかわいらしいツクシンボを見て、「ぜひ本物のツクシンボが見たい」と思ったことがありました。今思えば、ツクシンボはどこにでも生えています。色が地味なため気がつかなかったのでしょう。小学校の1学期が終わるとき、父が「今日は、通信簿をもらってくる日だから隠さないで見せるんだぞ」と怖い顔をして言いました。私は通信簿をツクシンボと聞き違い、「へえっ、ツクシンボがもらえるんだ」と喜んで学校に行きました。期待に反して、もらったのはただのパンフレットでした。父に見せると「5が少ない」と渋い顔をされました。母も横から日頃不勉強な私を責めました。それ以来、通信簿をもらうのがイヤでそれこそ隠したくなりました。ちなみに2歳年下の妹は勝ち気で、いつもオール5でした。ますます通信簿を隠したくなりました。そのトラウマか、私の車のナンバープレートは「5555」です。
話がみょうな方向にそれてしまいました。春の話でした。私は季節のなかで春が一番好きです。屯田の人々は花を育てるのが上手で、花が咲きほこる中を歩くのは実に気分の良いものです。赤く芽吹いた白樺と黄色いレンギョウの組み合わせはまぶしくて心を明るくしてくれますが、最近、レンギョウが少なくなったのは残念です。モクレンやハクレンがパッと咲いて、いざぎよく散っていくのも楽しみです。
当院はライラックの木の多い場所に建てられました。したがって古くて大きなライラックが高い位置で見事に花を咲かせます。あまり高いので、花を観賞するには2階の物置に利用している小部屋の窓からの眺めが一番です。ライラックの季節になりその窓のカーテンを開けると、まるでライラックの花の絵のようになります。しかし、ライラックも年を老いたのか最近は一頃のような元気がなくなりました。
私はヒマワリも大好きなので、今年は裏の駐車場の奥にたくさん咲かせようと思っています。当院にいらしたときはぜひご覧ください。