院長ブログ カーブ

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第120回 忙酔敬語 大豆とアーモンド

炭水化物ダイエットを始めて3か月たちました。おかげさまで体重は無理なく維持しています。炭水化物は完全にやめているわけではありません。
先日、医師会の寄り合いで、となりに座った内科医の友人に炭水化物ダイエットをしていると話したら、根っからマジメな彼は片寄った栄養摂取の弊害について熱く語り出しました。その日のメニューは中華中心でした。私が饅頭に手をつけているのを見て「何、それ?」と言うので、「だから完全じゃないんだから」と説明しました。
院内食もメニューによっては食べないわけにはいきません。カレーライス、丼物、麺類など。トッピングだけ食べるのは変です(『のだめカンタービレ』で、俺様な千秋が回転寿司でネタだけ食べて残りのシャリは哀れなノダメに食わせる場面があったけど、あのときの千秋には心底怒りを覚えたね)。ご飯が別盛りのときは勿論ご飯はよそりません。ただし、当直でご飯が一緒に出てくるときは全部平らげます。年代的にお米は神聖な物としてインプットされているので、中途半端に残すのはバチあたりな気がします。
その点、家ではマイペースに出来るのでラクチンです。お米の替わりに主食となるのが大豆とアーモンド。口寂しいときにはおやつ代わりになり大活躍です。
煎った大豆は子供のころから大好物でした。どうして節分の時しか食べられないのだろうと恨めしく思ったほどでした。今ではマックスバリュでいつでも買えます。100g当たりの成分は、タンパク質38.8g、脂質19.0g、糖質17.3g、食物繊維16.3gです(袋に表示しているのを書いただけです)。糖質ゼロではありませんがカロリーに占める割合は多くありません。ここで無視できないのが食物繊維の存在です。豆腐も悪くはありませんが、食物繊維のほとんどはオカラとしてより分けられています。食物繊維が少ないと便秘がちになります。したがって大豆をそのまま食べた方が合理的で、しかも腹持ちが良いので重宝しています。納豆は、大豆を全部利用している上に発酵によってビタミン類が多くなり消化吸収も良いすぐれた食品ですが、毎回となると面倒で鼻につきます。その点、煎り大豆は新聞を読んだりテレビを見たりしながらポリポリやれるので便利です。
いくら煎り大豆が好きでも、そればかりポリポリでは飽きてきます。そこでアーモンドの登場。煎り大豆とくらべてちょっと値が張りますが優れものです。素焼きもありますがエキストラバージンオイルと塩で味付けした方が食べやすい。値段はどっちも同じです。100g当たりの成分は、タンパク質19.8g、脂質56.7g、糖質7.1g、食物繊維10.6g。糖質は大豆よりも少ないので、糖質ダイエットに関しては、さらに理想的な食品といえます。ただし食物繊維はやや少ない。ダイエット志望の患者さんにアーモンドのことを話したところ、「アーモンドチョコレートは良いんですか」ときた。「とんでもない! チョコ抜き!」と言ったら、とても残念そうな顔をしていました。多分、ダイエット自体うまくいきそうもないでしょうね。
マックスバリュでは、同じコーナーでカボチャの種やヒマワリの種も売っていました。両方とも試してみましたが、種が小粒で量の割に値段も高く、まるで小鳥になったような気分になるので一度でやめました。ピーナッツやカシューナッツは糖質の量が大豆やアーモンドと比べて多いので、あまりおすすめ出来ません。でも甘いお菓子を食べるよりはマシです。アーモンドにも飽きたら手を出すかもしれません。