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忙酔敬語/院長ブログ

2019.1.7
第363回 忙酔敬語 カジノの品格

平成生まれの人には分からないかもしれませんが、「飲む・打つ・買う」は男の悪行の代表的なものとされてきました。ようするに大酒を飲み、ばくちを打ち、女を買うということです。古典落語の「まくら」によく使われています。

ばくちを打つことは基本的に法律で禁止されていて、例外は競馬、競輪、競艇です。胴元は自治体で、あがりは重要な財源となっています。パチンコはどうかというと、景品の現金引き換えは別の施設でしなければならないで、となりの掘っ建て小屋みたいな所でひっそりと行われています。麻雀も暴力団がからめば別ですが、ほとんどはお目こぼし。

ばくちがなぜイケナイかは常識として分かりますよね。お金は実直な仕事をして稼ぐもので、遊んだあげくにあぶく銭を得ようだなんて甘い夢を見ると、いずれは痛い目に遭うことは誰でも知っているはずです。

国や自治体は、このイケナイことをさらに拡大してカジノで増収を図ろうとしています。マスコミや識者は依存症について論議していますが、そもそも賭博が悪いだなんて誰も言及していないのは不思議なことです。カジノで稼ごうだなんて実に品のない考えです。

では株の売買で儲けるのはどうか? こうなると私もちょっとたじろぎます。株はもともと企業への投資の証で、投資によって企業はなりたっているからです。企業の業績によっては株自体の価格も変動して、その売り買いで利益を得ているのが投資家です。けして実直な商売とは言えず、1929年の大恐慌やリーマンショップのように破綻することがあります。株屋は日々の株価の変動にびくついています。

はっきり言うと、私はかつてのブータンみたいなところが好きで、大金持ちがのさばるような国には嫌悪を覚えます。豪邸に住む人もなんだか信用できません。20年ほど前、インドの総選挙で最下層のカースト出身の候補者を紹介したドキュメンタリー番組を見たことがありした。その女性の候補者は、最下層の人たちのために頑張ると表明演説をしていましたが、彼女の豪邸を見て本気かな?と疑ってしまいました。豪邸のまわりにはケバケバしい銅像なんかも築かれていました。どうせ、ヤバイことをして稼いだんだろう、と思っていたら案の定の落選。ざまあ見ろでした。

さて、またカジノのお話し。当初、政府は日本人は参加させず外国人だけをカモにすると言っていました。しかし、依存症を心配する意見に対して、政府は依存症対策も充分に配慮していると言っています。そもそも日本人は参加できないはずですから矛盾を感じていたら、どうも、なしくずし的に日本人もOKとなりそうです。ラスベガスやマカオみたいにカジノの回りには高級ホテルや免税店で一稼ぎしようとする輩が集まることでしょう。2020年の東京オリンピックを目指しているようですが、ろくでもない人間ばかりが集まりそうで暗惨たる気分になります。

各自治体からはカジノの候補地として名乗りがあげられていますが、住民の皆さん、本当にそれで良いのですか? 昔、アメリカのデンバーが冬のオリンピックの開催地として指名されたことがありましたが、デンバー市民は自然が破壊されると辞退しました。当時、学生だった私は頭の固い人たちもいるもんだとあざ笑いましたが、今になってみるとデンバーの人たちの見識の高さに頭が下がります。日本人の美徳はどこに行ってしまったんでしょう、やはり「飲む・打つ・買う」なのかねえ・・・・。

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