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忙酔敬語/院長ブログ

2017.11.13
第303回 忙酔敬語 カラスが牛を食べる?

今年読んだ本で特に面白かったのが、川上和人著『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社)。ギャク満載でしかも学術的、鳥を中心とした目から鱗の様々な話題を提供してくれました。また、その挑発的な表題でベストセラーにもなりました。

あまりにも面白かったので、『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(2013年)や『そもそも島に進化あり』(2016年)も読みました。

『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』は上司の命令でしかたなく書いたとのこと。それにしてはノリノリで鳥類は恐竜とほとんど同じ仲間という前提で語っていました。ノリノリなのは恐竜については専門家でないので気楽に書いたからだそうです。何か言われたら自分に書かせた上司の責任ということでした。

ここで気になったのは、鳥と恐竜の共通点として二足歩行であると断言していることでした。もちろん、有名なトリケラトプス、ステゴザウルス、その他、ディプロドクス、アパトザウルス(ブロントザウルス)、プラキオザウルスなどの竜脚類は四つ足で行動していましたが、もともとは二足歩行だったということです。

そう言えば、CG草分けの映画『ジュラシック・パーク』で、始めのつかみとしてプラキオザウルスが立ち上がって高木の葉を食べるシーンがありました。

川上さんによると二足歩行の動物は鳥類や恐竜以外では人類だけということ。でも待てよ。カンガルーはどうなんだ? NHK『ダーウィンが来た!』でオオカンガルーが海を泳いだという話題が放映されたことがあるぞ。オオカンガルーはオーストラリアで最も成功した種で、山岳部から海岸まで広く繁殖して2500万頭ほどいます。これはオーストラリアの人口に匹敵する数字で、有袋類は下等などと侮ってはいられません。

『ダーウィンが来た!』のテーマは、そもそもオオカンガルーは滅多に泳がないということでもあります。実際にオオカンガルーをプールに入れると無様な犬かきをして、とても水泳が得意とは言えません。四つ足動物はどれも4本の足を利用して何とか泳げます。

以上のことからオオカンガルーは二足歩行をすると断言できます。骨格の標本を調べても恐竜のように前足が小さく尾が長く発達して、パッと目では区別がつきません。

川上さんは『そもそも島に進化あり』で、哺乳類はキライだ、動物学者だからって哺乳類も好きだと思わないで欲しい、と『鳥類学者だからって‥‥‥』の伏線と思われる文をしたためています。また、自分は気が小さいので、賞賛やお世辞は歓迎するが批判はしないで欲しい、とも書いています。ですからオオカンガルーのことは書きたくなかったのですが、やっぱり気になるので書いてしまいました。ゴメンね。

また、おっちょこちょいの面があり、カラスの吸血行為を世界で初めて発見したと思い込み、学術雑誌に論文を投稿したところ、「カラスの吸血は既に知られていますぜ」的な返事をもらいました。カラスの専門家や畜産業界では広く知られていることでした。

ここで思い出したのが、岡田健太郎著『山賊ダイアリー3』というコミック。岡本さんは猟師マンガ家です。2010年1月15日に酪農家の依頼でカラス討伐に参加します。<実はカラスって牛を食ってるらしいんです。時々、生きたままの牛の背の部分をついばんだりしているそうです。‥‥死んでしまった牛もいて酪農家の方からすれば大損害です>

この『山賊ダイアリー』シリーズ(1~7)もおすすめの本です。面白いですよ♪

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